今年秋田で開催された第62回国民体育大会「秋田わか杉国体」の記念イベントとして11月17日・18日、「天皇杯」「皇后杯」の一般公開が秋田県庁第2庁舎(秋田市山王3)で行われ、間近で見られる稀有な機会ということもあり、初日から500人を超える県民が集まった。
「天皇杯」は全競技総合成績第1位に、「皇后杯」は女子の部総合成績1位の都道府県に贈られるもので、前回の秋田国体での秋田県勢の成績は天皇杯が2位、皇后杯が4位だったため、秋田に両杯がそろったのは初めて。
両杯は純銀製で、「天皇杯」は高さ約17センチメートル、重さ約2.5キログラム。「皇后杯」は高さ約15センチメートル、重さ約2キロ。両杯の脚部や台座には、優勝都道府県名が刻まれている。
同大会のマスコットキャラクター「スギッチ」が出迎えた会場では、関連グッズの展示やオンデマンドシステムを使って大会の模様を上映したほか、来場者には国体のシールなどの記念品も渡された。
来場者は「もう2度とない機会かもしれない。杯には秋田の名前が刻まれていて、見ることができてよかった」「自分の子どもが国体に関わったので見に来た。こんなに大きいとは思わなかった。迫力がありますね」などと感心しながら見入っていた。
同大会局の太田さんは「開・閉会式に出席できなかった人から、その模様を見たかったという話や、天皇杯がどんなものだろうという声も多かった。本県が初めて獲得した2つの杯は県民の誇り。それを見てもらうことで、わか杉国体の開催で培われた県民の一体感を再確認できる機会となれば」と話している。
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