秋田市在住の男性らが立ち上げたラーメン愛好会「秋田のらーめん部」が、フェイスブックなどを通じて広がりを見せている。

「秋田のらーめん部」部長の打川亨さん

　「8年ほど毎日ラーメンを食べ続け、多い日は1日に6杯食べることもある」という秋田市在住の男性ら5人ほどが中心となって2011年、フェイスブック上にラーメンの情報交換グループを立ち上げた。

　当初、友人らとツイッターで情報を交換していたところ、友人が投稿した「ナイスラーメン！」とのコメントをきっかけに、投稿者同士で「ナイスラー！」「ありラー！（ありがとうラーメン）」と声を掛け合うルールも生まれるなどしながら、メンバーは今月1500人を超えた。

　複数のラーメン店の麺とスープを組み合わせたグループ限定メニューを用意するなど趣向を凝らして定期開催するオフ会「ナイスラーの集い」は、募集開始3時間ほどで定員30人が埋まり、多数のキャンセル待ちも出る人気ぶり。札幌や青森、山形のファンから問い合わせも受け、同様のグループが各地に立ち上げられながら、「ナイスラー！」の掛け声も広まった。

　新店オープン時や新メニュー発売時などに試食も依頼されるという同グループ部長の打川亨さんは、「おいしいラーメンを紹介し合おうと仲間内で楽しんでいるうちに大きなネットワークになった。評論家ではないので批評はしないスタンス。マナーとルールを守りながら皆さんと楽しむことができれば」と話す。「健康にも気を遣う。マラソン大会にメンバー10人ほどで参加予定」とも。

　9月、特製ラーメンを用意するキャンプイベントの開催も予定。詳細はフェイスブックに掲載する。