
秋田市内にある標高35メートルの「富士山(ふじやま)」(通称・明田富士)で7月1日、地域の安全などを願う「富士大権現・稲荷大明神祭典」が開かれた。
かつて東通明田地区の住民が開いていた寄り合い「一日講」を引き継ぎ、現在、周辺地域住民らでつくる明田富士山愛護会が1987(昭和62)年から開く祭典。
登山道中腹の「明田稲荷大明神」と、山頂の「富士大権現」の石碑を参詣し、それぞれ設営した祭場で八幡秋田神社の山本富雄宮司が祝詞を奏上。「皆が和やかに過ごせるように」との願いを込め、参加者が供物を奉納した。
「本家の富士山が世界遺産に認定されてうれしい」と同会の山崎久雄会長。「子どものころは野球をするなどした憩いの場所。山頂からの眺めも素晴らしいので、15分ほどの気軽な登山を楽しんでみては」と話す。
全国に多くある「富士」の名が付く山のうち、1988年、富士商工会議所(静岡県)が「日本一低い富士山」に認定し、これを記した標柱(日本山岳会秋田支部が設置)もあるが、「愛知県内に標高31メートルの『富士』もある」(静岡県庁の担当者)。