秋田県内を拠点に活動するNPOや市民グループなど30団体が8月6日、秋田市の「竿燈(かんとう)大通り」を練り歩く「市民パレード」を行った。
「観光客への歓迎メッセージや大地震被災地へのエールを送りながら、市民の日頃の取り組みをPRしよう」と、夏祭り「竿燈まつり」の開催に合わせ、秋田市で社会活動などに取り組む武内伸文さんが企画した。
参加したのは、NPOや市民グループのほか、地元商店街組合やスポーツチーム、「秋田県庁あいさつ運動進め隊」「勝手きままに盛り上げ隊」「秋田仮装プロジェクト」などユニークな団体など総勢30組325人。
当日、自転車タクシーと秋田商業高校の吹奏楽団を先頭に18時40分に行進を始めた一行は、のぼりを手にしたり、仮装したりするなど思い思いのスタイルで「竿燈まつり」に集まった多くの観光客や市民に手を振りながら、20分ほどかけて竿燈大通りを練り歩いた。
「パレード中、多くの皆さんに笑顔で手を振ってもえたことがうれしかった」とパレードに参加した男性。武内さんは「参加団体が気持ちを一つにして行進できたと思う。パレードという共通体験を通じて、地元で活動する団体の絆も強まったと思う。今後も市民活動としてのパレードの輪を広げていければ」と振り返る。