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ネットで集めたゲーム450点、秋田の慈善団体が被災地に届ける

秋田のボランティアサークルが宮城県山元町と岩沼市へゲーム機とゲームソフト約450点を届けた

秋田のボランティアサークルが宮城県山元町と岩沼市へゲーム機とゲームソフト約450点を届けた

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 秋田のボランティアサークル「ててぽぽの会」(秋田市保戸野鉄砲町、TEL 090-7331-1460)は6月19日、東日本大震災で被災した子ども向けに集めたゲーム機とゲームソフト約450点を宮城県山元町と岩沼市へ届けた。

全国から届けられたゲームを手にする宮城県の子どもだち

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 東日本大震災で津波被害を受けた同町でがれき撤去のボランティアにも参加した同サークル会長の遠藤善衛さん。現地の子どもからゲーム機やゲームソフトを欲しがる声が多く寄せられたことから5月下旬、インターネットなどを通じて中古ゲーム機やゲームソフトなどの物資提供を呼び掛けた。

 その後、ニュースサイトやツイッターなどを通じて支援の輪が広がり、「2ちゃんねる」の投稿数は2,000件を超えるなど話題に。「住所を調べて物資を送ってくれる人や電話連絡をくれる人」が相次ぎ、ゲーム機や携帯ゲーム機約90台、ゲームソフト350本以上が全国の有志から寄せられた。

 同日早朝、サークルメンバーら5人は秋田を出発し、玉浦小学校や仮設住宅などを回りながら寄せられたゲーム機やゲームソフトを子どもたちへ届けた。

 遠藤さんは「遠くは福岡から物資を送ってくれた人や新品同様の機種を提供してくれた人もいた。子どもたちとの約束を果たすことができ、協力いただいた皆さんに感謝している」とし、「支援活動には難しい面も少なくないが、子どもたちの笑顔を見られたのが本当にうれしかった」と話す。

 同グループは今夏、同町などで「かき氷」の提供も予定する。

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