秋田を拠点に活動する写真家・小松ひとみさんの写真展「桜 逢瀬」が4月1日、アトリオン(秋田市中通2)で始まった。
「桜狂い」を自称する小松さんが「桜」をテーマに開く同展。これまで全国各地の桜を追い続けた10年間の集大成として、出身地の角館のほか、仙台、東京、札幌を回る巡回展として企画した。
展示するのは、岡山・真庭市の「醍醐桜」や福島・三春町の「三春滝桜」、角館の桧木内川沿いの桜並木など、各地で撮影された63点。縦位置で撮影したパノラマ写真6点を並べてびょうぶに見立てた新シリーズも展示する。「すべて銀塩フィルムによる作品。どれも思い入れがある桜ばかり」と小松さん。
これまで、北東北の四季や花をテーマに風景写真を中心に撮影活動を行ってきた小松さんは「桜が美しく咲くのは、全国の桜守の方々のおかげ。写真展で、丹精込めて育てられた桜の素晴らしさを感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。今月4日まで。