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他県からの避難者に生活物資を-秋田の子育てサークルが収集・提供活動

秋田で避難生活を送る被災者向け支援物資の収集と提供を行う特設会場

秋田で避難生活を送る被災者向け支援物資の収集と提供を行う特設会場

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 秋田市内の子育て中の母親サークルが3月22日、東日本大震災を受けて秋田で避難生活を送る被災者向け支援物資収集の呼びかけと被災者への物資の提供を始める。

秋田に避難中の被災者支援活動に取り組むサークルメンバーの皆さん

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 福島や宮城、岩手など東日本大地震で甚大な被害を受けた地域から秋田に避難中の被災者が増えているが、秋田県などが県民から集めた救援物資のほとんどが被災地へ送られるため、避難生活者への支援物資が不足している。

 「ならば」と、地元放送局でレポーターなどを務める佐々木祐紀さんや子育て中の母親のためのサークル「Akitaコドモの森」を運営する小玉朋子さんらが、地元子育てサークルなどのネットワークを通じて支援物資の収集や避難生活者へ提供を行う取り組みを決めた。

 サークルメンバーらがボランティアスタッフを務め、地元ビル運営会社の協力も得るなどしながら、「第二金子ビルアキタ・パークハイツ」(秋田市千秋城下町)を支援物資の受付・提供会場として用意した。現在、子ども向け衣料品などを中心に支援物資が続々と集まっている。

 自身の姉も宮城県で被災したという小玉さんは「被災地の生の声を聞くと、新品同様の物資に限らず、一般的なフリーマーケットで販売できる程度の衣料品であれば支援につながる。市民の皆さんに衣料品などの生活物資を提供いただきたい」とし、「秋田で避難生活を送る皆さんが必要な物資があれば、調達できるよう努力したい」と話す。「行政が把握しきれていない避難者情報も多いのでお知らせいただければ」とも。

 会場の運営時間は11時~15時。4月下旬までを予定。問い合わせ方法はブログで確認できる。

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