今年で27回目を迎える「秋田県特産品開発コンクール」が7月30日、秋田総合文化生活会館アトリオン(秋田市中通2、TEL 018-836-7800)で行われた。
同コンクールは、県内特産品の振興を図ることを目的に秋田県物産振興会(秋田市中通2、TEL 018-836-7830)が年に1度開催しているもので、今年は菓子類や農林畜水産加工品を対象とする「加工食品部門」53点、工芸品その他を対象とする「民工芸品部門」19点、計72点の出品があった。
会場には、全国シェアの90%以上を秋田で産出し沼地で収穫される野菜「蓴菜(じゅんさい)」を使った「じゅんさい鍋」や、トマトを丸ごとキムチ漬にした「キムチトマト」、今年9月からの秋田国体向けに国体マスコットキャラクターをデザインに起用した「スギッチサブレ」などの加工食品、民工芸品では秋田杉を使用した「こけし」など各種木工加工品や、米国産ボードゲームを秋田限定版としてリメークした「モノポリー秋田県版」なども出品・展示された。
同日行われた審査会では、品質・デザインなどに優れ市場性に富んだ商品8点を選出し、審査結果は8月21日にアトリオンで発表し、県のホームページでも公表する。
入賞商品は県産品カタログに掲載し、「あきた県産品プラザ」のほか、東京の秋田県産品アンテナショップ「花まるっ秋田ふるさと館」や大阪と福岡にある北東北三県の合同アンテナショップなどでもPRされる。
県商工業振興課の坂本さんは「今年は『秋田わか杉国体特別賞』も特設しており、国体を意識した商品も目立つが、男鹿市の水産高校が製造する『さばの水煮缶詰』などは味の評判もいい。魅力ある秋田の特産品としてPRできれば」と話していた。