秋田市在住のアーティスト・安西大樹さんのテラコッタ彫刻とドローイングの作品展「mind」が現在、「プロジェクトルーム・ササオ」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開催されている。
地元の美術工芸短大・窯芸陶磁コースを修了後、オブジェや器などの作陶活動を続ける安西さんの2005年以来2回目となる同展。陶器や建築用素材などに使われる素焼き「テラコッタ」に絵の具などで着色して制作する高さ12~13センチほどの女性像10体(1万6,000円)や70体制作した7~8センチほどの小さな像(3,500円)のほか、ドローイング作品5点(各5,000円)を展示販売する。
中でも女性をモチーフにした作品が人気で、既に4体の予約も入っているという。安西さんは「素材の素朴さや、制作の工程を通じて作家の息づかいも作品に反映されるのがテラコッタの魅力」とし、「単にきれいだというだけではなく、見る角度によって優しさや寂しさなどさまざまな表情が見せられる作品に仕上がっていると思う。言葉ではなく作品からストーリーを感じてもらえれば」と話す。「意識はしていないが、女性像作品はわたしの母に似ていると言われる(笑)」とも。
展示時間は12時~18時。月曜・火曜定休。入場無料。今月31日まで。