アラスカの動物写真などで知られる故・星野道夫さんの写真展「Alaska 悠久なる自然展」が現在、秋田市の「響画廊」(秋田市中通2、TEL 018-833-6121)で開かれている。
アラスカの動物や自然風景などの写真で知られる星野さんの作品に強く引かれたという同画廊の徳永みどりさんは13年ほど前、秋田での個展開催を打診したが、星野さんは1996年、ロシア・カムチャツカ半島で撮影活動中にヒグマに襲われて帰らぬ人に。その後、妻の直子さんが中心となって全国で回顧展などを開いてきたが、徳永さんと直子さんの交流などを通じて、秋田市では初めての作品展の開催が実現した。
同展では、同画廊のために直子さんが選んだ写真作品19点と星野さんが生前に残した言葉を掲載した「メッセージパネル」25点を展示するほか、11月23日には、直子さんを招きギャラリートーク「もうひとつの時間」も開く。
徳永さんは「星野さんのファンは死後も静かに増え続けている。見る人に幸福感を与える星野さんの写真作品と、シンプルだが心に残るメッセージに触れてもらえれば」と話す。
ギャラリートークの開催時間は13時~17時。参加費2,000円(星野さんの作品を印刷した卓上カレンダーとティーサービス付き)。
開廊時間は11時~17時。日曜定休。入場無料。