障害者向けリモコン開閉式の不正駐車防止システム「ハートゲート」が8月4日、マックスバリュ茨島店(秋田市茨島4、TEL 018-896-5211)に初めて導入された。
秋田市のスーパー店長から不正駐車防止システムのリモコンを受け取る男性
主に大型駐車場内に設けられる「車いす」専用スペースの不正駐車防止を目的とする同システム。「体が不自由な来店客向けの専用スペース確保の必要性や専用リモコンで動作する簡易なシステムであること」(同店)などから、同店が同システムを初めて導入した。
当日、同店から専用リモコンを受け取った男性は「車いす専用スペースに一般車両が不正駐車していることも多いが、ドライバーにスペースを空けてくれるよう頼んだところトラブルになったこともあった」とし、「わたしも車いすを利用しているので、このようなシステムの普及は歓迎したい」と話す。
マックスバリュ東北(土崎港北1)の山本環境社会貢献部長は「体の不自由なお客さま専用スペースを利用いただくうえでのマナーアップにつなげたい」とし、「現段階ではテストケースの位置付けだが、お客さまの意見も受けながら他店舗にも広げていければ」と同システムの効果に期待を寄せる。
同システムを開発・販売する太平商事(山王3)の斎藤社長は「9月中をめどに、県内の設置駐車場を10カ所程度に増やす予定もある。皆さんのお役に立てればうれしい」と話す。
専用リモコンは、同店カウンターで受けとることができる。障害者や妊婦などを証明するものが必要。20個限定。無料。