テレホンカードコレクター永田新作さんによる「いろいろな図柄のテレホンカード展」が5月8日より、北都銀行土崎支店(秋田市土崎港中央1、TEL 018-845-1128)で開催されている。
テレホンカードとは公衆電話用のプリペイドカードで、1982年に旧日本電信電話公社が発行し、「テレカ」と呼ばれて広く親しまれたもの。金券や贈答品としての利用価値も高かったことから、最盛期の1995年には約4億枚が発行されていた。携帯電話の普及に伴い2006年には1,804万枚にまで減少しているが、デザインに凝ったものも多いことから今でもコレクターは少なくない。
永田さんは収集したカードを、乗り物、花、山岳、城、美術、観光地、スポーツ、秋田関連など図柄ジャンルごとに分類し、乗り物は航空機、鉄道、船、自動車、新幹線などに細分の上、手づくりの台紙にファイル管理しており、同展では約2,000枚のコレクションのうち540枚をパネル展示している。
テレホンカードは既製以外にオリジナルカードをオーダーすることもでき、お菓子の「おまけ」から作ったという「土崎出身の関脇『出羽湊利吉』カード」が永田さん一番のお気に入り。永田さんは「携帯電話の時代であることはわかっているが、テレホンカードは見ていて美しいものばかり。この小さな芸術作品の魅力を伝えられれば」と話している。
営業時間は9時~15時。入場無料。6月19日まで。