2007年の秋田国体にミュージシャンとして参加したことなどで知られるピアニストの及川知宣(とものり)さんが現在、JR秋田駅と秋田拠点センター・アルヴェをつなぐ連絡通路「ぽぽろーど」でストリートライブを行っている。
秋田駅前の連絡通路「ぽぽろーど」でストリートライブを行う及川さん
4歳からピアノと作曲を始めた及川さんは、東京都小金井市の在住。1999年にロックユニットを結成して以降、本格的な音楽活動に取り組み、叙情的な美しい旋律とスケール感あふれる構成が特徴の自作曲は、これまでに100曲以上を数える。
現在、国立や千葉、長崎などで電子ピアノのストリートライブを行うほか、2002年ごろからは年に数回ほどロンドンでも路上演奏やセッション活動を行う。2007年の「秋田わか杉国体」に演奏ボランティアとして参加したことをきっかけに、秋田でも活動するようになった。
「秋田の人は、かけてくれる言葉が温かいので、まだ寒い日もある今の季節でも頑張れる」と、同所で連日ストリートライブを行う及川さん。6月20日からは、ロンドンやフランクフルト、ウィーンなどを回る欧州ツアーに出る。「秋田の皆さんにはお世話になった思いがあるので、欧州ツアーの前に恩返しのつもりで演奏している」。
同所でのストリートライブは今月26日まで17日・18日を除く毎日、14時~17時(予定)に行うほか、同26日には、秋田のミュージシャンの祭典「アルヴェ・バンド博覧会」にも出演する。