今年1月から休館していた映画館「シアタープレイタウン」(秋田市南通亀ノ町、TEL 018-835-6589)が3月20日、3カ月ぶりに再開した。
同館は、通常使用する276席の上映館のほか、196席と287席の臨時上映館2館の計3館で運営する秋田では珍しい「ミニシアター」。ヨーロッパの作品を中心に上映することなどから、2003年5月オープン以来ファンに親しまれているが、昨年の原油高を受け、館内ボイラーの燃料費など運営コストの上昇を理由に1月からやむなく冬期休業となっていた。
約3カ月ぶりとなる上映再開1作目は、セドリック・クラピッシュ監督の「PARIS(パリ)」。同館の元木さんは「病のため余命わずかという主人公を中心に、パリで暮らす人々の日常のささいな出来事が輝いて見えるような作品。東京で公開される以前から、当館再開後の1作目として目を付けていた作品」と話す。
元木さんは「オープン以来、初めての休館となってしまったが、再開を迎えることができた。これからもヨーロッパの作品を中心に優良作品を上映していきたいので、皆さんに楽しんでもらえれば」と話す。
入場料は、一般=1,700円、高校・大学生=1,400円、60歳以上と中学生以下=1,000円。