秋田県総合食品研究所(秋田市新屋)が開発した「天然さくら酵母」を使った「さくらワイン」の新酒が3月1日に発売され、首都圏を中心に全国から問い合わせが急増している。
同商品は、秋田、青森、岩手のソムリエらで構成する「北東北ワイン開発プロジェクト協議会」(大仙市)が2005年、秋田県内で採取したサクラで開発した「天然さくら酵母」と北東北で栽培されたヤマブドウ系の品種を100%使用して開発したロゼワイン。
初年度、5,000本を出荷したところ好評だったことを受け、昨年には12,000本まで増産したが数カ月で完売した人気商品。今年も12,000本の出荷を予定するが、1月にフランスで開かれたチーズとワインをプレゼンテーションする国際大会「インターナショナル・ガゼウス・アワード2009」で、日本代表チームが採用した「さくらワイン」と北海道の「さくらチーズ」の組み合わせで準優勝を果たしたことをきっかけに、発売前から首都圏を中心に全国から問い合わせが相次いだという。
同協議会の小西さんは「今年のワインはおいしくできたと好評。『さくらチーズ』とのセット販売も行うので、併せて楽しんでもらえれば」と話す。
ラインアップは、フルボトル(720ミリリットル=1,380円)、ハーフボトル(360ミリリットル=700円)のほか、今年は初めて「スパークリングワイン」も追加する。「スパークリングワイン」はフルボトル(2,000円前後)のみで3,000本を出荷。3月下旬の発売を予定する。
問い合わせは同協議会(TEL 0187-62-1704)まで。