無明社出版(秋田市広面)が出版した同社初のブログ本「秋田おそがけ新聞」の出版記念パーティーが9月27日、秋田ニューシティー(大町4)で行われた。
「異業種交流会のようにさまざまな職種の人に集まってもらえればと思って企画したパーティー」(著者の鈴木めた朗さん)は、スーパーセンターヤマト(大町4)の茂木社長が司会を務め、同ブログのファンのほか、クリエーターや会社経営者ら約50人が参加。鈴木さんのあいさつに続き、鈴木さんが社会人学生として通う秋田大学で講師を務める秋田の老舗菓子メーカーの社長や出版元の安倍社長も祝辞を送った。
安倍社長は「特に地方出版業界では、タイトルに地域名が付いた本は売れなくなってきている」とし、同書については「タイトルに『秋田』と付くほか、ブログを書籍化した実験的な意味もある」と、同社として初めてのブログ本に期待を寄せた。
「予想以上に多くの皆さんに集っていただいて本当に感謝している」と話す鈴木さんは、パーティー後半で行われた秋田経済新聞の公開インタビューに答えて、「ブログに取り組みながら知識が増えていくと、知らず知らずのうちに偉そうになってしまう自分がいた。これは良くない傾向だと思ったので、心がけてバカになるように努力している(笑)」とブロガーとしての心がけを話すなど、会場をわかせた。