秋田市在住の音楽家・川崎ツトムさんが、県の第三セクター「秋田内陸縦貫鉄道」(本社=北秋田市)を応援しようと制作した秋田内陸線イメージソング「逢いたくて」の演奏活動を県内各地で行っている。
東京で20年以上プロとして音楽活動を行ってきた川崎さんは「秋田に戻ってからは演奏活動を止めていた」が、経営不振から存廃が問われている「秋田内陸線の魅力を伝えたい」とギターによる演奏活動を再開した。
「以前から同鉄道を応援したいと思っていたが、手持ちの曲をアコースティックにリメークしたところ、内陸線のイメージと重なった」ことから、イメージソングとして発表。これまでに「花しょうぶ祭り」(北秋田市)や「たざわ湖祭り」(仙北市)のほか、ホテルのビアパーティーなどで演奏してきた。
川崎さんは「アコースティックな癒しの音楽を中心に作曲・演奏を行っているが、『いい曲ですね、頑張ってください』と声をかけられることが励みになっている。同鉄道の存廃について知事が提案した期限の9月まではノンストップで演奏活動を続けるつもり」と意欲をみせる。
秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町4)内「きらめき広場」で8月8日・10日・30日の14時~17時に演奏を行うほか、12日夕方には「通の市」(保戸野通町)でストリート演奏も行う。