秋田公立美術大学教授で美術家の藤浩志さんの企画展「素材と制作と循環を考える現場 かえる、かえる。」が3月7日から、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)で開かれる。
「物事の循環と終末」がテーマのプロジェクトを展開する美術家・藤浩志さんの作品
十和田市現代美術館や秋田市文化創造館の館長などを歴任した藤さんが40年にわたり取り組む「物事の循環と終末」がテーマのプロジェクト「Project Goodbye」の関連企画。3月で同大を退任するのに合わせ、同大とNPO法人「アーツセンターあきた」(新屋大川町)が企画した。秋田経済新聞などが後援。
廃棄される素材の収集と再利用、地域社会への関わりなどの活動を通した資源の循環や社会システムに関する研究を「美術表現空間」として発表する。
廃材から新しい活動につなげる実験的な取り組み「かえるラボ」や、不要な玩具を持ち寄り交換することを通して新たな表現を引き出す取り組み「かえっこ」などのワークショップ、秋田県知事や秋田市長をゲストに招くトークイベント、ギャラリーツアーなどを開く。
同NPO事務局長の三富章恵さんは「来場者の皆さんと共に作り続け、動き続けて、更新し続ける空間を作るため準備を進めている。玩具や廃材など、さまざまな素材を入り口に、『さようなら』のその先を考えるプロジェクト。私たちが、日々手放しているモノの行き先や循環について、それぞれの世代の視点で感じてもらえれば」と来場を呼びかける。
開館時間は10時~18時。火曜休館。入館無料。4月6日まで。