
秋田県立博物館(秋田市金足鳰崎、TEL 018-873-4121)が8月中旬、現在開催中の特別展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」で特別展の最高入館者数を更新した。
ヨシタケシンスケさんが描き下ろした累計来場者数100万人記念作品
イラストレーターで絵本作家のヨシタケさんが、2022年4月から国内の会場を回りながら開く巡回展の秋田展。16会場目となる同展は、同館50周年記念事業の一環として、東北で初めての開催。秋田経済新聞などが後援する。約2000点のスケッチを館内壁面に展示するほか、原画や絵本作品の制作過程をたどることのできるアイデアスケッチ、同展向けに制作した立体作品やヨシタケさんの愛蔵品など400点以上を展示する。
同展が始まった7月12日以降の入館者数は、これまでに同館が開催した特別展の最多入館者を4000人以上更新する約3万6000人を記録。8月中旬には、ヨシタケさんの作品展の累計来館者数も100万人に達した。
同館学芸専門員の新堀道生さんは「子どもだけではなく、大人の心にも響く展示内容のため幅広い世代の皆さんに楽しんでもらえているようだ。作家の人気に加え、県外からの来場者が多かったことも入館者増につながったのでは」と分析する。
開館時間は9時30分~16時30分。入場料は1,200円(高校生以下は800円)。今月25日、9月1日は休館。9月7日まで。