漬物のPRイベント「漬物の祭典 秋田がっこフェス2024 in 仲小路」が10月12日、秋田市中通の仲小路で開かれる。
秋田県地方の漬物の呼称「がっこ」。中でも、燻(いぶ)した大根の漬物「いぶりがっこ」は、2019年に農水省の「地理的表示(GIマーク)保護制度」に認定されたことに加え、3月には、食文化の継承などが目的の文化庁の事業「100年フード」にも選ばれた。
県内で製造される漬物のPRなどを目的に、秋田県漬物協同組合(湯沢市)、秋田いぶりがっこ協同組合(三種町)、横手市いぶりがっこ活性化協議会(横手市)の3団体が共催する同イベント。漬物のパック商品(500円~1,000円前後)などを特集販売するほか、秋田市を拠点にキッチンカーで営業する「3丁目食堂 こむぎちゃん」が「がっことモッツァレラチーズのたこ焼き」(600円)を、雄和地区の栗農家が「栗アイスのいぶりがっこチーズのせ」(400円)を、湯沢市で営業するキッチンカー「旅する台所 Minja」が「いぶりがっこハムチーズサンド」(500円)を、それぞれ特別メニューとして販売する。
いぶりがっこのチップス「いぶりっぷす」(600円)や、原料に「いぶりがっこ」を使うみたらし団子(300円)、シフォンケーキなどの焼き菓子、漬物に合わせた日本酒やクラフトビールも販売。市内農家などが野菜の直売も行う。
当日は、秋田市出身の放送作家・元祖爆笑王さんが「一日がっこ大使」を務めるほか、「ダースコちんどん隊」が会場を盛り上げる。
イベントを企画したデザイン会社「バウハウス」(土崎港中央3)の船川春夫さんは「さまざまな漬物がそろう祭典として企画した。郷土の漬物の奥深さを楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。買い物客先着100人に同イベントのキャラ「がっこくん」をプリントしたトートバッグを進呈する。