秋田県内で営業するクラフトビールとハードサイダーの醸造所7社が一堂に出店する「秋田オクトーバーフェスト」が10月4日、JR秋田駅西口駅前の芝生広場(秋田市中通7)で始まった。
独バイエルン州の州都ミュンヘンで開かれる収穫祭「オクトーバーフェスト」。パッサウ市と姉妹都市である秋田市では、クラフトビール醸造所の経営者らから成る「秋田地ビール三大祭り実行委員会」が主催する。秋田経済新聞が後援。
出店するのは、同イベント常連の「秋田あくらビール」(大町1)、「田沢湖ビール」「湖畔の杜ビール」(以上、仙北市)、「羽後麦酒」(羽後町)の4醸造所に加え、昨年醸造を始めた「ホップドッグブルーイング」(南通みその町)、「オグレスクエット醸造所」(男鹿市)、ハードサイダーを製造販売する「オーケーアダム」(横手市)の3醸造所。合わせて30銘柄(600円~800円)ほどを用意し、数種類の銘柄の飲み比べセット(1,200円~1,800円)なども提供する。
キッチンカー2台が、きりたんぽ(400円)やいぶりがっこソーセージ(400円)、ザンギ(600円)、サーロインステーキ(1,500円)など、クラフトビールに合わせた料理を提供する。
あいにくの降雨に見舞われる中で始まった開催初日。16時の開場に合わせて、傘を差した市民や観光客が続々と来場。お目当てのブースで、クラフトビールを買い求める「ビール党」の姿が多く見られた。
実行委員長を務めるホップドッグブルーイングの長谷川信社長は「年3回開く秋田のビアフェスの全てが開かれるのは5年ぶり。今年は初めて駅前に会場に移した。週末に駅周辺で開かれるさまざまなイベントと併せて、秋田で造られるクラフトビールを楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は、4日=16時~21時、5日=11時~20時、6日=11時~17時。今月6日まで。