「肉バル NORICHANG(ノリチャン)」(秋田市大町5)が7月31日、閉店する。
秋田市内では珍しい牛肉料理を中心に提供する洋風居酒屋として、2015(平成27)年1月、大町の5丁目橋近くに開業した同店。鹿角市産の日本短角種和牛「かづの牛」を使う料理の普及などに取り組み、その後、看板に「肉バル」を掲げる飲食店が同エリアに複数開業したことなどから、「肉バルの先駆け」として知られた。
2021年3月、飲食業の「moedo」(大町3)が、同店を立ち上げた「ノリット・ジャポン」(大町3)から営業を引き継いだが、顧客ニーズに合わせた業態の変更や社内の運営体制の見直しなどに伴い、閉店を決めた。
JR秋田駅前で「ほるもん酒場 サモエド」(中通4)などを営業する「moedo」副社長の半田友幸さんは、「かづの牛を始め、秋田の素晴らしい食材を通して、多くの皆さまと出会うことができたことに感謝したい」とし、「ホルモン店の営業は続ける。お客さまに『いつものお店行こうよ』と親しまれる店づくりができれば」と話す。
肉バルの営業時間は、17時~23時30分(金曜・土曜は24時まで)。日曜定休。