秋田市出身のシンガー・ソングライター松本英子さんのデビュー25周年記念コンサートが6月2日、あきた芸術劇場ミルハス（秋田市千秋明徳町）で開かれる。秋田経済新聞などが後援。

松本英子さんのデビュー25周年記念コンサート・ポスター

　秋田北高校の在学中に初めて受けたオーディションをきっかけに、1999（平成11）年、スウェーデンに赴いて録音した「涙のチカラ」（ソニーミュージック）でデビューした松本さん。同年、シンガー・ソングライターで俳優の福山雅治さんが作詞・作曲し、松本さんがボーカルを務めた「Squall」は、テレビドラマの挿入歌に使われるヒット曲になった。その後、秋田新幹線や県内スーパーのCMソングなどを手掛けるなど活動の幅を広げ、これまでにレコーディングした楽曲は、松本さんが作詞や作曲を手掛けたオリジナル50曲以上を含む150曲を数える。

　記念コンサートでは、「Squall」「涙のチカラ」などの代表曲に加え、松本さんが作詞と歌唱を担当した、2007（平成19）年の秋田国体のイメージソング「make IT real」や、サッカーJ2「ブラウブリッツ秋田」の創設15周年記念ソング「BLUE FLAME」など、約20曲を披露する。松本さんの母校の秋田市立泉中学校吹奏楽部の生徒32人とコラボ演奏も。

　松本さんは「子育てしながら歌い続けることに困難を感じることもあったが、たくさんの皆さんとの出会いに支えられて続けることができた」と25年を振り返る。「『私の歌を待っている』とのメッセージを寄せてくれたファンが、本当に待っていてくれたこともあった。歌手人生で一番苦しかったときを支えてくれた秋田の皆さん。感謝の思いを伝えるステージにしたいので、私の歌を知らない皆さんにも足を運んでもらえれば」と呼びかける。

　開演時間は18時30分。入場料は、前売り＝5,500円、当日＝6,000円（大学生以下は2,500円）。ミルハスのほか、松本さんのホームページなどで販売する。