オープン形式の飲酒交流会「グリーンドリンクス」の150回目が、3月16日、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)で開かれた。
環境問題の象徴としての「グリーン」と飲酒を意味する「ドリンクス」から成る造語「グリーンドリンクス」。イギリス留学経験を生かした地域活性化活動などに取り組む武内伸文さんが、「欧米諸国で広く行われる同様のスタイルの交流会を秋田でも」と、2007(平成19)年6月に初めて開催。「人の話に耳を傾けること」「前向きな話だけすること」「足を使って多くの人と出会うこと」との参加条件と地域の活性化などにまつわる月替わりのテーマを設け、秋田市内の飲食店などを回りながら月1回ペースで開く。これまでの参加者は延べ3000人を数える。
街中を緑に装飾するアイルランドの祝日「聖パトリック・デー」に合わせて開かれた150回目は、40人以上の市民が「緑色の何かを身に着けること」を条件に参加。秋田市のクラフトビール醸造所が特別に用意した「緑色のクラフトビール」などを片手に、フリートークやクイズ大会などを楽しんだ。
現在、秋田県議会議員を務める武内さんは「誰もが参加しやすく、自由に語ることができる場を作りたく、イギリスで体験したパブの空間をイメージして始めた活動。続けられたのは、地域の皆さんの協力があってのこと」と150回を振り返る。「参加者や地域にとっての新たな出会いや気づき、さまざまな化学反応が生まれる場として続けていきたい」と話す。
次回は、4月18日、南イタリア風居酒屋「ペッシバル」(中通4)で開催を予定する。問い合わせは、武内さん(TEL 090-2363-0398)まで。