オープン形式の飲酒交流会「グリーンドリンクス」が3月16日、秋田市文化創造館（秋田市千秋明徳町）で開かれる。

秋田市内の飲食店などを回りながら開く交流会「グリーンドリンクス」

　環境問題の象徴としての「グリーン」と飲酒を意味する「ドリンクス」から成る造語「グリーンドリンクス」。地域活性化活動などに取り組む武内伸文さんが「欧米諸国で広く行われる同スタイルの交流会を秋田でも」と、2007（平成19）年6月、自身のイギリス留学経験を生かして初めて開催。以降、秋田市内の飲食店などを回りながら月1回ペースで開く。

　「人の話に耳を傾けること」「前向きな話だけすること」「足を使って多くの人と出会うこと」との参加条件と、自然環境や観光資源、スポーツ、サウナなど月替わりのテーマを設け、これまでの参加者は延べ3000人を数える。

　コロナ禍の休止を経て迎える150回目のトピックは、街中を緑に装飾するアイルランドの祝日「聖パトリック・デー」。「緑色の何かを身に着けること」を条件に、クラフトビール醸造所「ホップドッグブルーイング」（南通みその町）が「緑の酒」などを用意して開く。

　現在、秋田県議会議員を務める武内さんは「コロナ禍を経て、飲食の場を通じた交流の大切さを実感する」とし、「さまざまな課題を抱える秋田だが、誰でも参加できる当イベントでの出会いを通して、自身や地域の再発見、新たなチャレンジへのきっかけなど、前向きになれる機会として続けることができれば」話す。

　開催時間は19時～21時。参加費は2,000円（2ドリンクとスナック付き、3杯目からは600円～）。申し込みは、武内さん（TEL 090-2363-0398）まで。