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秋田・大雨災害の支援者を応援「ボラ割」 飲食店主らが復旧活動を後押し

ボランティア参加者向け割引サービスを展開する飲食店店主の渡邊義樹さん

ボランティア参加者向け割引サービスを展開する飲食店店主の渡邊義樹さん

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 秋田市内の飲食店の店主らが、現在、7月の大雨災害の復旧作業に取り組むボランティア向けサービス「ボラ割」を展開している。

ボランティア活動の参加者に発行されるワッペン

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 ボランティア活動の参加者に発行されるワッペンの提示と引き換えに飲食代を割り引くサービス「ボラ割」を始めたのは、被災を免れた土崎エリアで営業する「めしや」(秋田市土崎港中央)の2代目店主・渡邊義樹さん。

 「大きな被害に見舞われた秋田市内や妻の実家のある五城目町を支援したい」と、7月20日、店内や土崎の夏祭りで出店したキッチンカーなどに募金箱を設けたことに加え、8月に入ってからは、自身も被災エリアへ足を運び、ボランティアとして復旧作業に当たる。

 渡邊さんが被災現場で見たのは、酷暑の中で作業に当たるボランティアのみならず、裏方として調整作業などに追われる団体スタッフの苦労。「ねぎらいの気持ちを伝えられないか」と、飲食代の100円引きサービスを始めた。

 同店の取り組みを知り、同様のサービスを始めたのは、ナポリピッツァ専門店「ゼッキーニ・ピッツァ・バンカレッラ」(中通4)の店主・大関真吾さん。災害発生直後から、市内や同町の被災エリアで炊き出しなどのボランティア活動に取り組んできたが、8月22日に同様のサービスを導入。現在、ワッペンの提示と引き換えにピザ1枚を半額で提供する。

 「割引分の100円を、そのまま募金箱に入れて帰るお客さんを見たときは、言葉にできない、人の心の優しさを覚えた」と渡邊さん。8月20日までに寄せられた2万7,020円は、日本赤十字社秋田県支部に寄付したが、「ボランティア活動が必要な間は『ボラ割』は続けたい。同様の取り組みを行う皆さんの輪が広がることで、復旧につなげられれば」と協力を呼びかける。

 めしやの営業時間は、10時~15時、17時~21時。月曜定休。ゼッキーニの営業時間は、インスタグラム(zecchini_pizza_bancarell)に詳しく掲載する。

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