サクラボアキタ(秋田市南通亀の町、TEL 080-8212-3632)は7月下旬、秋田県産食材を原料に使う猫や犬向け薬膳ペットフードの本格販売を始めた。
ラジオパーソナリティーや司会業のほか、野菜ソムリエとしても活動する愛猫家の桜庭みさおさんが経営する同社。ペット向け薬膳メニューに詳しい和田淳子さんら専門家の監修を受けながら、「ペットの健康寿命を考えたペットフード」として、薬膳の要素を加えたペット向けおやつなどを開発した。
4月下旬にモニター販売を始め、南通亀の町で営業するキッチンスタジオでの製造体制が整ったことから、現在、ペットを同伴できる県内の旅館への納入を予定するなど販路を広げる。通信販売も始めた。
同社が製造販売するのは、アルコールを抜いた甘酒や米粉、枝豆を使うクッキー(25グラム=660円)や秋田市産ポークが原料のジャーキー(1,100円)、枝豆チップス(15グラム=880円)、野菜やカツオ節などが原料のふりかけ(30グラム=550円、100グラム=1,650円)、ジャーキーとクッキーのセット(1,650円)の4アイテム6種類。野菜や食肉などの原料は県産食材を中心に使いラインアップを増やしながら、「Dish Lab.」ブランドで展開する。
「猫は食べることができない食材が多い。原料に使う食材は生産現場に足を運ぶなどして確認している」と桜庭さん。「発売から多くの問い合わせが寄せられ、利用いただいたお客さまには好評。人が安心して食べられる地元の食材を使う当商品を、大切な家族の一員のペットにも与えてもらえれば」と呼びかける。