アニメーション映像作品展「NOW PLAYING」が、7月6日、秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通2)とギャラリー・ビヨンポイント(八橋南1)の2会場で始まった。秋田経済新聞などが後援。
秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)とNPO法人アーツセンターあきた(同)が、同大学の学生と卒業生が制作する短編アニメーション作品展は、3年目。今年は同大学の開学10周年を記念し、「アニメーションが映し出す現在と未来」をコンセプトに、学生と卒業生に加え、招待作家や地元企業と連携して制作した小学生の作品など計70点以上を上映する。
サテライトセンターでは、同大学の学生と卒業生が制作したアニメーションに加え、映像作家・水尻自子さんや新井風諭さんの作品、国内の大学や専門学校などの学生の映像作品展「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル」の出展作品を上映する。
ビヨンポイントでは、3月に同大学ビジュアルアーツ専攻を卒業し、現在、故郷の奈良県でアニメーション作家として活動を続ける村田晴加さんの新作と、地元の小学生や大学生が、映像制作などを手掛けるゼロニウム(山王5)の指導を受けながら制作したクレイアニメ作品など19点を上映する。
同展の企画を担当する同NPO法人の高橋ともみさんは「美大の学生は、アニメを表現手法として、さまざまな作品の制作を試みている。大学の枠組みを超えた幅広い作品を鑑賞できる貴重な機会。皆さんに楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
営業時間は、サテライトセンター=10時~18時50分、ビヨンポイント=9時~17時30分。入場無料。8月7日まで。
8月22日~9月2日、TDKみらい館(にかほ市)で巡回展を予定する。