秋田市新屋地区の散策と物販イベント「ものまちさんぽ~2023 春」が4月22日・23日、新屋表町通りを中心に開かれる。
明治期の建築物などが残る新屋表町通りの約700メートルに並ぶギャラリーやアトリエ、建築事務所、商店、民家の軒先などに物販ブースを設け、イベント向け案内地図を来場者に配るなどして散策を促すまちづくりイベント。同実行委員会が2012(平成24)年から開き、運営体制の変更やコロナ禍で開催を見送る年などを経て10周年を迎える。
陶芸や木工などの工芸作家や、衣類やファッション雑貨などを手作りする作家ら加え、焼き菓子やピザなどを販売する飲食ブースやキッチンカー8組を含む計57組が、同イベントの会場として初めて使う大川端帯状近隣公園(あらやさくら公園)を加えた約20カ所で作品などを出店販売する。エコバッグやスマホスタンドなどの制作ワークショップも予定する。
同実行委員会代表の後藤仁さんは「出店者の世代は大学生から80代までに広がり、これまでよりも弁当やコーヒーなどの飲食ブースも増えた。散歩がより楽しくなるイベントに成長している」とし、「歩くといろいろな景色が見えてくる。目的を決め過ぎず、ゆるりと楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
案内地図は、明治期築の町家・渡邉幸四郎邸(新屋表町)などで無料配布する。
開催時間は10時~16時。