秋田市の老舗仕出し店「関根屋」(秋田市東通1、TEL 018-833-6461)が3月10日、秋田県産の食材を中心に使う高級弁当の受注を始めた。
1902(明治35)年創業の同社120周年記念事業の一環として、料理に県産食材を多く使う特注弁当「プレミアムお弁当」と銘打ち展開する。受注販売するのは、以下、県産あきたこまちを使う7種と秋田米の新品種サキホコレを使う1種。
同社の前身「関根屋旅館」時代から提供を続け、同社が製造する秋田駅の定番駅弁「牛めし」をアレンジした「特製牛めし御膳」(1,860円)、県産黒毛和牛を使う「カルビ焼き弁当」(2,250円)、黒毛和牛の焼肉・比内地鶏のそぼろ煮・十和田湖高原ポークのみそ焼きの3種類の県産ブランド肉料理を盛り付ける「秋田肉三昧御膳」、比内地鶏のスープで炊いたあきたこまちに比内地鶏の照り焼きなどを添える「秋田比内地鶏鶏めし御膳」(以上、2,160円)。
佐竹藩主がカモやキジなどを狩猟場で調理して食したことが起源とされる料理をモチーフにした「角館名物 お狩り場焼き二段重」(1,700円)や、焼き魚がメイン料理の「金目鯛の塩麹焼き弁当」と「銀タラの塩麹焼き弁当」(以上、2,250円)には、いぶりがっこや県産リンゴのコンポートなどを添えて郷土色を盛り込む。秋田米の新品種サキホコレを弁当の主役に据え、昨秋発売した二段重「特上サキホコレ弁当」(1,780円)もシリーズに加える。
金子達也社長は「これまでも企業や団体の会議、歓送迎会向けの特別な弁当として一部特注で受けていたが、商品ラインアップを望むお客さまの声も多くあった。長年にわたり培った秋田米のご飯のおいしさは当社ならでは。県産食材の魅力を生かした料理を楽しんでもらえれば」と話す。「ご自宅でお客さまのおもてなしなどにも利用いただければ」とも。
営業時間は9時~17時。利用日の3日前までに予約が必要。