美郷町在住のグラフィックデザイナー・澁谷和之さんが、現在、ユニークなカレンダーの制作プロジェクトを進めている。
カレンダー制作プロジェクトのワークショップでアドバイスを受ける参加者
澁谷さんが取り組むのは、イラストや文章を使うクイズで日付を考えさせる日めくりカレンダー「日ねくれカレンダー」プロジェクト。初めて制作した2012(平成24)年版の続編として約10年ぶりに企画した同プロジェクトは、秋田県民を中心に募る365人のアイデアを基に制作する。
6月18日、秋田市内のアートスペースで行ったワークショップには約30人が参加し、澁谷さんのアイデアを参考にしたり、澁谷さんからアドバイスを受けたりするなどしながら、数字を表現するアイデアを出した。
ワークショップに参加した秋田市在住の山本啓介さんは「私の誕生日の日付をクイズ化した。無機質なイメージの数字だが、さまざまな見方ができることが分かった。参加者との話し合いも楽しかった」と話す。
澁谷さんは「私だけではなく、365人で作ったらもっと楽しいものができるのでは企画した。数字の表現は無限。今後、誰でも参加できる場を県内各地に設けながら制作を進める。メールでも募集するので、県外の皆さんも参加してもらえれば」と呼びかける。
制作したカレンダーは11月上旬、秋田市内のアートスペースでお披露目を予定する。アイデアのメールでの受け付けは、澁谷さんのブログから。