秋田市の美術大学付属高校とフィンランドの高校・職業学校に通う生徒らの美術教育交流展が、現在、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町3)で開かれている。
美術教育の交流を目的に、2015(平成27)年から毎年、秋田市とフィンランド・エスポー市で交互に開く国際交流展。今年は、秋田公立美術大学附属高等学院(新屋大川町)とエスポーンイヒテイスルセト高校、オムニア職業学校の3校に通う生徒らが作品を出展する。
テーマは「HOME(ホーム)」。フィンランド伝統のテキスタイルデザインを取り入れて制作したグラフィックデザイン作品や陶芸作品、布製バッグ、マグカップや縦250センチ、横130センチのタペストリーなど、3校の生徒が制作した作品65点を展示する。
同事業を運営する秋田公立美術大学・美術教育センターの尾澤勇教授は「作品の制作過程を通して、生徒が身近な家族や郷土、文化などを捉え直す機会として企画した。秋田とフィンランドは北国で風景や文化も似ているが、互いの違いを知ることは地域に対する理解を深め、新たな視点を得ることにつながる。両国の生徒の作品を制作過程と合わせてご覧いただければ」と話す。
営業時間は9時~21時(最終日は15時まで)。入場無料。3月7日まで(3月1日は休館)。