秋田市の夏まつり「竿燈(かんとう)まつり」の土産品自販機が6月25日、秋田市通町商店街の陶器店前にお目見えした。
自販機を設けたのは、陶磁器やコーヒー豆などを扱う南蛮屋あおい(大町1)。同店に隣接する観光施設・秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)で関連グッズを販売していないことなどから、まつりに「差し手」として参加する同店経営の青井智さんとスタッフの貴志冬樹さんが、「まつりのPRに」とオリジナル商品を販売する自販機を企画した。
竿燈まつりの写真でラッピングした自販機で販売する商品は、まつりの差し手が描かれる縦90・横35センチの手ぬぐい(1,400円)や、2種類のデザインをそろえる縦横50センチの風呂敷(1,100円)、竿燈にまつわる言葉からイメージし、同店でブレンドした3種類のコーヒー(750円~)の3種。同事業を担当する貴志さんが計画の立案からデザイン案まで担当した。
貴志さんは「子どもの頃から携わっている竿燈まつりへのこだわりを商品に込めた。コロナ禍のため、昨年に続き今夏のまつりも見送られることは残念でならないが、地元の皆さんに自販機を見てもらったり、商品を買っていただいたりすることで、まつりの魅力を伝える一助になれば」と話す。