セレクトショップ「風と地の吾」(秋田市中通6、TEL 018-893-4331)が5月上旬、大館市の直営店以外では県内で初めて「なまはげジーンズ」の取り扱いを始めた。
大館市でアメカジファッションの製造・販売を手掛けるデラックスウエア(大館市)が、2011(平成23)年頃に発売した商品。その後、いったん販売を中止していたが、2018(平成30)年、国の重要無形民俗文化財「なまはげ」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、翌年、販売を再開した。
純国産デニム生地を使い、1900年代初頭のビテージミシンを使って自社工場で縫製を行うなどし、量産向けの製法では難しいデニム生地の微妙な風合い個性を追求した同商品。細部に施す「なまはげ」デザインとあいまって、発売直後から話題を集めた。
同店で販売するのは、腰回りやウエストを日本人体型に合わせて履き心地を追求したストレートジーンズ「赤鬼」と、細身ですっきりしたシルエットの「青鬼」の2モデル(以上、1万9,800円)。サイズは28~38インチ。
「国内外の多くの商品に触れてきたが、当商品は全国的に見ても、ものづくりへのこだわりを強く感じる商品」と風と地の吾の鷲谷嘉徳店長。
デラックスウエア代表の村松隼人さんは「同店は、商品にかける当社の思いや技術をお客さまに正しく伝えていただけるショップ。秋田県を代表するジーンズと自負しているので、秋田市の皆さまにも現物を体感してもらえれば」と話す。
営業時間は11時~20時。火曜定休。