秋田市と由利本荘市のレストランや居酒屋など23店が現在、比内地鶏を使った料理を特別提供している。
大館市産で日本三大美味地鶏に数えられる「比内地鶏」。一般的な鶏肉より高額なことから、主に都市部の飲食店向けに流通していたが、コロナ禍により飲食店の休廃業が相次いていることに伴い、生産者の売り上げも大幅に落ち込んでいる。
県内需要の掘り起こしを通じた、生産者や飲食店の支援を目的に「秋田の飲食店で、もっと比内地鶏を食べようフェア」と銘打ち、秋田市内の22店と由利本荘市の1店の計23店が「比内地鶏料理をリーズナブルに」提供する期間を設けた。参加店は以下の通り。
オステリアムーリベッキ(秋田市中通2)、センティール・ラ・セゾン千秋公園(同)、FRUTTO(中通4)、Branzi-no Akita(同)、千秋(中通5)、銀河館(大町2)、紅がら屋(大町4)、BAR JAH(大町5)、火乃座(同)、川反軒(同)、はれとけ(南通築地)、焼肉わかば東通店(東通2)、同山王店(山王2)、酒盃(山王1)、入舟(山王2)、サンビーム(山王3)、アキタパークホテル(山王4)、和彩・海 kai(川尻総社町)、ブッチャーノ(川尻大川町)、焼肉じゅうじゅう仁井田店(仁井田緑町)、同土崎店(土崎港北7)、ファーマーズキッチン旬(仁別字粟畑台)、カフェ・カトルセゾン(由利本荘市)。
事務局を務める大門商店(外旭川八柳3)の大門宏幸社長は「イタリアンやフレンチ、居酒屋など、さまざまなジャンルの専門店が比内地鶏を使う新メニューを提供する。きりたんぽ以外に使う比内地鶏の需要は少なかったが、当企画をきっかけに県内消費を増やしたい。地元の皆さんに、生産者と飲食店を食べて応援いただければ」と来店を呼び掛ける。
3月14日まで。