国際タクシー(秋田市楢山本町、TEL 018-833-5931)が5月1日、社員向けにランチの振る舞いを始めた。
新型コロナウイルス感染拡大による国の緊急事態宣言を受け、乗客数の大幅な減少に苦しむ市内のタクシー業界。
約80人のドライバーを含む100人の社員を抱える同社は、現在、稼働車両を通常時の半分ほどに抑えたり、ドライバーを交代勤務制にしたりするなどして営業を続けるが、売り上げは前年比で半減した。
「(乗客減で)ストレスを抱えながら頑張る社員をねぎらいたい」と昼食時間に合わせ、高田和明社長が手作りカレーライスの振る舞いを同社駐車場で始めた。
「社長からねぎらいの言葉をかけられながら食べるカレーライスの味は格別。家計も助かる」と男性社員。
高田社長は「こんなことぐらいしかできないが、社員から感謝の言葉をもらうことは私の励み。社員と共にコロナ禍を乗り越えたい」と前を向く。
今後もメニューを変えながら、社員向けランチの振る舞いを続ける。