秋田市中心市街地活性化協議会は12月25日、まちなかのスポットを紹介する「マチアルキマップ」の配布を始めた。
来秋の開館を予定する秋田市文化創造交流館(仮称)の開館プレ事業の一環。
NPO法人「アーツセンターあきた」(秋田市新屋大川町)が企画し、地元の高校生や大学生を中心に15人が参加して11月3日に行われたワークショップの成果をまとめたマップ。
個人商店など7カ所のスポットを回る約3キロの「ぐるっと中通~大町コース」と、中央通りを中心に仲小路などのスポット6カ所を回る約1キロの「じっくり中通コース」の散策コースに分け、店主インタビューや市の文化関連施設などと合わせて紹介する。
30センチ角の紙面を4ツ折りにして配布するマップに「まちなかで起こった架空の物語」「未来のまちで起こるかもしれない誰かの会話」など10編の物語をランダムに折り込み、マップの利用者にまちなかで起こる物語や会話を想像させる仕掛けも。
同NPO法人事務長の三富章恵さんは「若い皆さんが中心市街地に足を運び、それまで知らなかった店舗などを開拓するきっかけになれば」と話す。
発行部数は1万部。市内の公共施設や文化施設などで配布する。