秋田県内に残る人形道祖神をスライドとトークで紹介するイベント「秋田人形道祖神めぐり」が8月17日から、小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で開かれる。
同店店主の小松和彦さんと秋田市在住のイラストレーター・宮原葉月さんの共著「村を守る不思議な神様2」の出版記念。
県内陸部に多く残る、わらや木で作られ、厄除けなどを目的に村境や道ばたに祭られる「人形道祖神」。風習の研究に取り組む小松さんと宮原さんが昨年発行した前作は、伝統的な風習を題材にしながら、軽妙な文章で紹介する小松さんの文章と宮原さんが描くカラフルなイラストから注目を集めた。
その後も取材を重ね、7月、前作の約2倍に及ぶ148ページの続編を発行した。続編では、「人形道祖神とナマハゲの関係」についても初めて触れた。
2人が同書の取材を通じて出会った「粕田のニンギョウサマ」(大館市)、「本堂城跡のショウキサマ」(美郷町)、「末野のショウキサマ」(横手市)など県内11カ所で祭られる13体について、エピソードなどを交えながら動画や写真で紹介する。宮原さんが描いたイラストの原画も展示する。
開催日は8月17日・18日、25日。開催時間は13時30分~15時30分。参加費は1,500円。参加者には「皆瀬川式道祖神」を特集したフォトブックを進呈する。
原画展は9月7日まで。営業時間は10時~18時。