斉藤製菓(秋田市茨島2)が製造する郷土菓子「秋田諸越(もろこし)」に3月中旬、新たなバリエーションが加えられた。
小豆と砂糖が主原料の落雁(らくがん)の一種「諸越」。「いぶり大根」「卯の花(おから)」「シナモン」の3種類をバリエーションに加えた。
シナモンを除く原料は全て国産。中でも、郷土漬け物「いぶりがっこ」に使われるいぶした大根の粉末は奥羽住宅産業(大町2)、卯の花は臨海食品協業組合(飯島砂田)の市内2社の協力を得て、県産原料を使うことにこだわった。
同商品を販売するフルゥール(土崎港中央6)の高安恒治社長は「菓子と漬け物など、かけ離れたものの組み合わせから意外な魅力が生まれる。新たな風味の諸越を楽しんでもらえれば」と話す。
価格は162円。県内道の駅などで販売する。