たけや製パン(秋田市川尻町大川反)は9月1日、にかほ市大竹地区で収穫されるイチジクを使った菓子パン2種を発売した。
にかほ市大竹地区産イチジクを使った「クレープケーキ いちじくジャム」
地元の高校や企業、大手コンビニとのコラボ商品を多く発売する同社新商品の素材は「イチジク」。
イチジクや加工品の生産に力を入れる、にかほ市大竹地区産のイチジクが原料のジャムとバニラクリームをサンドした「クレープケーキ いちじくジャム」(120円)と、ミルククリームをサンドした「カステラサンド いちじくジャム」(130円)の2種を販売する。
パッケージには、同地区でイチジクのPRイベントなどに使われるキャラ「いちじくいちを」をデザインした。
同地区でイチジクの普及に取り組む勘六商店(にかほ市)の佐藤玲さんは「地元で長年愛されてきたイチジクの甘露煮を食べる習慣が、年々少なくなってきた。当地は間もなくイチジクの収穫期を迎える。若い世代の皆さんにもイチジクに親しんでもらえるきっかけになれば」と話す。
秋田県内の食品スーパーなどで販売するほか、9月4日から「秋田ふるさと館」(東京都千代田区)でも販売予定。
同社が、金足農業高校や大手コンビニと連携して5月に限定販売し、全国高校野球選手権大会の同校の活躍を受けて復刻販売中の「金農(かなのう)パンケーキ」は現在、品薄状態が続いている。