第100回全国高等学校野球選手権大会で快進撃を続ける金足農業高校野球部のOBなどでつくる金農甲子園出場支援協議会(秋田市金足追分)が現在、「甲子園賛助金」の協力を呼び掛けている。
17日の横浜高校戦では8回に3ランホームランで逆転、18日の近江高校戦では9回裏の2ランスクイズで劇的なサヨナラ勝利を決めるなど、出場する選手全員が地元出身という公立高校の活躍が全国の高校野球ファンを魅了する。
県内では、地元紙が1戦ごとに勝利を伝える号外を出したり、地元放送局が実況する「絶叫ツイート」が話題になったりするフィーバーぶりを見せる。ベスト4進出を決めた18日には、秋田県民ユーザーのツイッターやフェイスブックは「金農祭り」状態になった。
決勝進出を懸けた日大三高(西東京)と20日の試合を控え、関係者の頭を悩ませるのが選手や応援団の宿泊費用などの滞在費。同校としては34年ぶり、秋田県勢としても29年ぶりとなるベスト4進出という展開に予算を超える可能性が出てきた。
同協議会は「勝ち進むことで、当初の寄付予算を大幅に超える可能性がある。公立高校として、農業高校として、東北の高校として、選手たちに力を発揮してもらいたい。皆さまの協力をお願いできれば」と呼び掛ける。
賛助金は1口2,000円。納付先は、秋田銀行追分支店(普1044052)、北都銀行秋田北支店(普8126876)、秋田なまはげ農業協同組合追分支店(普0023609)。口座名義は、いずれも「金農甲子園出場支援協議会会長 佐々木 吉秋」。問い合わせは、秋田県立金足農業高等学校・第100回全国高等学校野球選手権大会出場支援協議会事務局(TEL 018-873-3311)まで。