男鹿市出身の芸者・染龍(そめりゅう)さんのお披露目会が12月27日、秋田文化産業施設「松下」(秋田市千秋公園)で行われた。
都内で10代から芸者として活躍した染龍さん。端唄(はうた)や鳴り物、踊りなど芸者の稽古を積み、東京花柳界では「売れっ妓(こ)」になった。
その後、台湾での語学留学中、同年代の女性が、秋田市内で新たに芸者事業を立ち上げたことを知り帰郷し、同社と提携して芸者として活動することを決めた。
多くの報道陣が詰め掛けたお披露目では、正月定番の端唄「新春」や小唄「初雪」などを演目に、三味線や唄、踊りをあでやかに披露した。
染龍さんは「お座敷遊びというと、一部の許された人だけの遊びと思われがちだが、にぎやかで楽しいもの。ドレスコードもないので、若い方や女性にも楽しみを伝えられれば」と意気込みを見せる。