秋田市内のTシャツ専門店が制作・販売する「LVNR」Tシャツが、発売1年ほどで約300枚を売り上げる人気商品になっている。
同商品をシルクスクリーンで手作り販売するのは、Tシャツ専門店「6JUMBOPINS」(秋田市大町3)を営む京野誠さん。
「(食肉の)レバーが苦手だった」という京野さんが、知人に連れられて訪れた市内にある中国料理店の名物「レバニラ」に感銘を受けたことから、昨年10月、「LVNR(レバニラ)」とプリントしたTシャツ(2,160円)を制作し、同店店主に進呈したほか、自身でも着用するなどしていたところ、同料理店の「レバニラ」ファンの間で人気になった。
その後、デザインの良さと意味のギャップがユニークであることなどから、まとめ買いして世界的ブランドのスタッフに進呈する男性向け情報誌の編集長が現れたり、岩手県内のそば店の店主が仕事着の下に着ている写真がSNSに投稿されたりするなど話題が広がった。
「Tシャツを見た人からは、『LVNR』の意味を必ず聞かれる(笑)。当初は地元の『レバニラ』ファンに買われることが多かったが、どこでどう広まったのか、今では県外からの注文もある」と京野さん。生地色と文字色の組み合わせはオーダーに応じるが、「グレー生地に白や黒の文字、紺色の生地に白文字などが人気」と話す。
今月、英小文字の「筆記体」バージョンもラインアップに加えた。