男鹿市観光協会(男鹿市)が現在、毎年12月31日に行われる国重要無形民俗文化財「男鹿のなまはげ」の体験参加者を募集している。
地元の青年が扮(ふん)した「なまはげ」が大みそかの夜間、市内に80ほどある集落ごとに家々を回る伝統行事。これまでにも行事を見学する体験会はあったが、「男鹿の文化に深く触れてもらう機会に」と、地元青年会などの協力を得て、「貴方(あなた)がなまはげになれます」と銘打ち初めて企画した。
「なまはげ」の所作や心構え、歴史などについて説明を受けた参加者は、地元の青年らと共に「なまはげ」に扮し、「なまはげ伝説発祥の地」とされる門前地区の10~15軒の家々を回る。
男鹿市観光協会の担当者は「実際のなまはげ行事に参加できる初めての試み。見るだけもできるので、家族や友人同士で男鹿の文化を体感いただければ」と呼び掛ける。
参加条件は、行事の趣旨や文化、作法、理念を理解することなど。開催時間は15時~20時30分。体験料は1万円(宿泊と2食付き)と、6,000円(宿泊・朝食付き)。申し込みは「汐瀬(しおせ)旅館」(同、TEL 0185-27-2711)まで。予約締め切りは今月22日。