秋田県内のボランティア活動やイベント情報などをまとめた月間カレンダー「だれでもできる社会活動カレンダー」の100号が11月、発行された。

　「社会活動を広く知ってもらうきっかけに」と、自身もボランティア活動などに取り組む加藤一恵子さんが、県内のボランティア情報や地域活性化へ向けたイベント、伝統行事などを開催日ごとにA3サイズの用紙1枚まとめ、2009年4月から月刊で発行する。

　2011年3月、加藤さんが北海道帯広市に転居したことから、秋田市内で社会活動に取り組む任意団体「SiNG（シング）」に発行を引き継ぎ、同グループ代表の武内伸文さんらとメールなどで掲載内容を話し合いながら編集を続けてきた。

　加藤さんは「私自身が秋田に住んでいたら参加したいと思うイベントを中心にピックアップしている。今でも秋田の皆さんとつながっていられることがうれしい。秋田の人に会うと『私が社会活動カレンダーの原稿を作っている』などと、自慢している自分がいる（笑）」と振り返る。

　「インターネットによる情報収集が便利な世の中だが、紙媒体でしか情報収集できない方々いらっしゃる限り、続けていければ」と武内さん。

　「秋田市にぎわい交流館Au」（中通1）など、秋田市内の公民館などに設置するほか、ホームページからもダウンロードできる。