会場の河川敷が大雨による浸水被害に見舞われたことから開催が危ぶまれた「第91回全国花火競技大会」(通称・大曲の花火)が8月26日、予定通り開催されることが決まった。
24日に秋田県内を襲った大雨の影響から、同花火大会会場の大仙市を流れる雄物川が増水し、市内の3カ所で氾濫。7月下旬の集中豪雨による浸水被害から復旧したばかりの会場が、再び浸水被害を受けた。
25日、同実行委員や市職員などの関係者が、水の引けた観覧エリアや打ち上げ会場の清掃や消毒、整備などの作業に当たり、復旧状況や天候などから開催に支障がないと判断した。
会場にぬかるむ場所もあることから、同実行委員会は「長靴を用意すること」などの注意をホームページやSNSなどを通じて呼び掛ける。
開催時間は、昼花火の部=17時30分~18時15分、夜花火の部=18時50分~21時30分。
1910(明治43)年から続く「全国花火競技大会」は、土浦全国花火競技大会(茨城県)、長岡まつり大花火大会(新潟県)と合わせ、「日本三大花火大会」に数えられ、例年、県内外から70万人以上が観覧に訪れる国内屈指の花火大会。