秋田市にぎわい交流館あう(秋田市中通1)で7月19日、全国の自治体で取り組みが広がる「オープンデータ」がテーマの勉強会「秋田中年会議所・公開会議」が開かれ、参加した約40人の市民が講師とゲストの話に熱心に耳を傾けた。
ITを活用した地域課題の解決などをテーマに、同グループがシリーズ開催する勉強会は12回目。行政機関などに集まる情報を誰でも自由に使えるようにすることを目指す「オープンデータ」活動をトピックに取り上げ、秋田県議会議員の鈴木健太さんと秋田市議会議員の武内伸文さんをゲストに招いて開いた。
秋田市でオープンデータの普及へ向けた啓発活動などに取り組む任意団体「コード・フォー・アキタ」の小林秀樹さんが、オープンデータの基礎的な知識や国内における先行事例などについて解説。ゲストを交えたトークセッションでは、これからの行政サービスの在り方や対応する行政側の課題、市民がアイデアを出し合うことの必要性などについて意見が交わされた。
参加した秋田市在住の女性は「オープンデータは、地域住民の身近なテーマであることが分かった。さまざまな情報が暮らしに役立てられる地域になれば」と普及に期待を寄せた。