秋田県立博物館(秋田市金足鳰崎、TEL 018-873-4121)で4月26日、久保田城下の武家屋敷跡などの出土品を紹介する企画展「足もとの久保田城下~掘り出された武家の暮らし」が始まった。
秋田の中心市街地にある明徳館ビル(中通2)や秋田県警敷地、千秋公園お堀などの発掘調査で出土した生活用品などを歴史資料を織り交ぜて紹介する。
「城下町の誕生」「掘り起こされた武家の暮らし」「うごめく人」「消えゆく痕跡」の4部構成で、食器や文具、サイコロや土人形など約500点をパネルなどと併せて展示する同展。
同館学芸主事の新堀道生さんは「久保田藩士の武家屋敷跡から発掘された出土品は、武士の飾り気のない生活が垣間見える。堀から出土した刀など、想像力をかきたてる展示品などもある。企画展に足を運んでいただければ秋田市中心市街地のまち歩きがもっと楽しくなるのでは」と話す。
5月7日、21日、6月18日は14時から、担当職員による展示品解説を行う。
開館時間は9時30分~16時30分。入場無料。