ウェブサーバーの管理事業など手掛ける「エスツー」(秋田市中通2、TEL 018-827-3500)が12月8日、インドネシアの首都ジャカルタでコワーキングスペース「BASE」の運営を始める。
日本のコミック1万冊をそろえるジャカルタのコワーキングスペース
短期利用の小規模オフィス需要が高い半面、現地の賃貸事情はフロア貸しが一般的なことから、パソコン作業やミーティングスペースの時間貸しに対応するコワーキングスペースの運営を決めた。同社クラウドサービス事業の現地展開や、県内企業の同国への進出促進などにつなげたい考え。
Wi-Fi環境などを整えた24席分のデスクと4室の個室、会議室などのほか、滞在邦人と現地住民の交流の場として、「東南アジアでは最大級の蔵書」という日本のコミック約1万冊をそろえたカフェ風スペースも設ける。
須藤晃平社長は「地元企業が同国で事業展開するための足掛かりにと立ち上げた。秋田と同国のパイプ強化の一助になれば」と意気込みを見せる。
同社では今後、現地で秋田県産の食材などを使った飲食業の展開も予定する。