秋田県は現在、県出身大学生が対象のUターン支援事業「AKITAライフサークル」を県内5会場で開いている。
県内企業に就職した際の不安解消へ向けたセミナーや、地元企業で働く社会人との座談会などを秋田市、大館市、横手市など5会場で開催。大学生のUターン就職を支援する。
秋田市内のウェブ制作会社で8月30日に開かれた職場見学と座談会には、県内外の大学に通う学生23人が参加。地元の情報通信会社や金融機関で働く会社員の仕事上の失敗談などの「本音」にも触れながら、卒業後の将来設計などをテーマにワークショップを行った。
大館市出身で埼玉大学3年の佐藤悠平さんは「大学で地方自治や地方創生について学んでいる。秋田の人口減少について問題意識があったことから参加した。地元にも魅力的な企業があることが分かった。将来の就職活動につなげられれば」と振り返った。